水力発電の基本


小水力発電をお考えですか?


先ず、利用可能な水の量(リッター/秒)と高低差(m)を計測します。そして、次の計算式で予想発電量を理解します。水は24時間365日利用出来ますので、少量でも馬鹿に出来ない場合が多いのです。風力や太陽に比較し、実際数倍の発電量が得られます。(以下の計算式は経験から生まれものであり科学の公式ではありません。あくまでも目安としてお使い下さい。)

高低差(メーター) ×リッター/秒 × 5 =    W(ワット)

正式には 9.8×リッター・秒÷1000×高さM×効率(システム全体の効率で,例として0.6-0.5程度を使用)です。


例えば50 リッター/秒の水が流れ、高さが10メーターとすると、50x10x5=2500W期待できます。その次に、得られた電力を蓄電池に貯め(DC)必要な時 に取り出すか、又は常時ACを得て、余剰分は水を温める回路に切り替えるかの、蓄電池方式、又は交流発電の選択が必要です。


                     計算式から、    流量が一定であれば、高さは高い程、有利

                                    高さが一定であれば、流量が多い程, 有利

水力発電のご検討では、先ず水源の調査が先行します。発電機などはその後の話です。

発電機は工業製品です。従って、種類にはおのずから限界が存在します。一方発電箇所はこの地上に数えられないほどの場所があります。貴方の場所にぴったり の発電機の存在は期待しないほうが良いかもしれません。そのような場合、計算式での発電量を追い求めるのでなく、それ以下の小型を数台保有する考え方が賢 いといえます。一台で全てまかなうより、2台のほうが、危険分散の意味から適切ですし、小型から徐々に経験を積んで、2台3台と拡張し、水の少なくなる冬 に対処する考え方をお勧めします。


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